さて、先日も火災の恐れがあるとしてリコールを出したマクラーレン。そんなマクラーレンですが、今度はコロナウイルスの影響で、所有する工場と名車コレクションを抵当に入れないといけない状況になっているようです。
マクラーレンも大打撃を受けていた
マクラーレンは自動車の売上減少だけでなく、F1関連の減収からも大きな影響を受けているようです。
事は3,000人も従業人がいるにも関わらず、資金調達の手段を十分検討していないとし政府に休業支援を断られたことから始まりました。
そして、資金調達の手段を思いつかなかったのか、マクラーレンテクノロジーセンター(本社)と名車コレクションをカタに資金を借り入れることになってしまったようです。
テクノロジーセンターと名車コレクションをカタにした借入は約400億円にも上りますが、パンデミックが落ち着きレースと自動車販売が再開すればすぐに返済するとしています。
マクラーレンの広報担当者がBBCに語った内容によると、他の資金調達も模索中らしいので、見つかれば良いのですが。

テクノロジーセンターはどれくらい重要な場所?
そこは、同社がF1マシンやロードカーを生産している場所であり、インディカー、キャン・アム、ル・マン、そしてもちろんF1の歴史的なロードカーやレーシングカーの多くを展示している場所です。
また、工場内には「大通り」と呼ばれる有名な場所は、50ヘクタールの敷地内にある人造湖の側に面しており、セナ、プロスト、ハッキネン、ライコネン、ハミルトンなどがドライブしたマシンが展示されています。
マクラーレンの歴史が並べられている重要な場所となりますね。
まさかマクラーレンがこの様なダメージを受けているとは思っていませんでしたし、歴史が詰まった重要な本社工場を抵当に入れないと行けない状況になっているとは・・・。
昨年度は約18%も増収となっているので、このまま調子を取り戻して回復して欲しいと思うばかりですね。
