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【多様性】みんなちがって、みんないい

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さて、皆様たまにはちょっと車から離れたトピックを(車手放したから車ネタがないとかは言わないように)。最近SDGsやらESGやらなにやらともすれば胡散臭く聞こえるワードが飛び交っている世の中ですが、実は僕の仕事もそれらに近しい、「多様性/diversity」というものなんです。

100年近く前に概念はあった?

まあ、多様性の意味を説明するよりもこの金子みすゞの詩の方が腹落ちするかもしれません。

『私と小鳥と鈴と』
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

私と小鳥と鈴にはできること/できないがどうしてもあるということに注目し、各々の得意/不得意があることを受け入れようとしている詩になります。最初は、私→小鳥→鈴だったのが最後には鈴→小鳥→私と順番が逆になっていて、作者の謙虚さが表れている部分も注目かと思います。

アルファロメオ 4C

これがどう僕の仕事に関係しているのか

僕のいるポジションは「ダイバーシティ推進部」というところ。すなわち、社内の多様性を促進する部門となります。

社内の多様性というのは、一般的には国籍や障害、性別に関するものとなります。なので、僕がしている仕事は、国籍や障害、性別を問わず社員全員が活躍できる環境を作る、という内容になります。

この、活躍できるという部分にお互いの得意/不得意を理解して活かしたうえで、という意味が含まれています。また、社員全員=つまり誰も取り残すことなくという部分は僕が以前経験した、休職という体験から来ているものとなります。つまりは社風に合わなくて困っている人を無くしたいということですね。

車好きにも多様性を

色々書き連ねてきましたが、僕がずっと思っていたこととしては車好きな人ってあまり多様性がないよなあということ。僕自身もそうなのですが、何故か同じメーカーで集まる傾向があるような気がしています。勿論同じメーカーの車を持っている人の方が話が合うのは確実=友達になりやすい、ということは確実なので、そうなってしまうのでしょう。わざわざ気が合う可能性が低そうなジャンルの車のとこには行かないし。とはいえ、時には思い切って全く違うジャンルに足を踏み入れるのも刺激があって楽しいもの。せめて「同じ国」のメーカーの車を持っている方には話しかけてみたいと思います。そして普段の自分とは違うジャンルに足を踏み入れることは自分の視点を広げ、より多様な思考が身に付き、より寛容な自分になることを後押ししてくれることでしょう(ちょっと大げさだけど)。

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