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【単純に驚き】新車のコストのうち、40%が電子部品によるもの!?

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 さて、本日は少しいつもと違う話を。皆さんがお持ちの車の「中身」に関するお話です。

もし皆さんの車が最近購入されたものであれば、その購入費用の40%のコストが電子部品(コンピュータ等)に掛かっていると知ったら少し驚きではないでしょうか。

僕の印象としては、内燃機関、トランスミッションあたりに一番コストが掛かっていると思っていましたが、最近の車は違うようです。

アルファロメオ 4C
4Cは自動運転、ブレーキの類は一切ないためもう少し電子部品に掛かるコストは低いはず。

この10年位で急激に増えているようだ

 まずは、一体誰が調べたのかということ。調査を行った会社はコンサルティング会社、デロイトの半導体部門。超大手のコンサルティング会社なので信憑性は高いとみて大丈夫そうです。

 この調査によると、2017年現在、半導体チップを搭載した電子部品が車のコストの40%を占めているとのこと。そして、この数値は2000年の18%、2007年の20%から勿論上昇しており、2030年には45%に達するとしています。

 半導体チップを搭載した電子部品って、一体なんのこっちゃと思うかもしれませんが車の様々なところに使われています。

少し例を上げるだけでも、ワイパーの電子制御、電動パワーステ、液晶表示のメーター、自動ブレーキ、インフォテイメントシステム、データ通通信、ナビ等数え切れないほど挙げることができます。

少し前までは自動ブレーキも無かったですし、ましてや自動運転などは想像もついていなかったですもんね。

 そして、これから自動運転等の技術がどんどん進歩し、車が更に電子化されるのは間違いないところ。テスラのような自動車(というか電化製品?)が増えていくと考えれば良いかなと。

そうなると当然車の複雑さも価格も上昇してしまうこととなり、セルフメンテナンスや購入が難しくなってしまい、「車離れ」が加速してしまうことは明らかでしょう。

そういった「車離れ」を食い止めるため、僕の4Cみたいな趣味性の高い車も少しは残しておいて欲しいなあと常々思います。

今のままだと、4C世代の車が純ガソリンエンジン且つ自動運転などの装備を全く持たない車(純粋に運転を楽しめる車)として最後の世代になってしまいそうです。

アルファロメオ 4C

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