さて、何かと話題になりやすいテスラ。ちょっと前にはCEOのイーロンマスクが息子の名前を「X Æ A-12」と名付けていたりしましたね。
そんな一風変わったセンスを持つイーロンマスクが率いるテスラですが、アメリカで出火騒ぎを起こしたようです。
残念だが廃車は確実だろう
ことが起こったのは、22日早朝、ユタ州Kaysvilleにて。住人がガラスの割れる音を聞いて気がついたようですが詳細はまだ不明とのこと。
写真を見る限りでは、テスラの左側のどこかから(ボンネットの右半分は残っているから)出火し、ポルシェと家に燃え移ったようですね。
テスラもポルシェも、ルーフ、ホイールまで焼け落ちているため廃車は確実でしょう。ポルシェのエンジンだけは生き残っている可能性がありますが。
テスラのどこから出火したかはわかりませんが、テスラの品質があまり良くないのは有名な話。特にアメリカで生産された個体は酷いらしく、ドアの内装が一枚だけ色が間違っていたりしたことがありました。
逆に、中国で生産された個体は品質が高いと言われています。
(中国生産というだけで避ける人がいるが、ぶっちゃけスマホとかは日本産よりも高品質だと僕は思っている)
スーパーカーでこういうことがあると異常に騒がれる
ここで、少し考えたいのはスーパーカーにこういうこと(故障とか事故とか)があると、必要以上に騒がれるということ。
たとえば、高速道路で玉突き事故があったとしても「日野のトラックが~」とは言われないですが、フェラーリの事故だと事故の内容よりもブランド名が独り歩きすることに。
同様に、故障の場合でも、スーパーカーが壊れやすいというイメージが実情以上に広まっていると僕は思っています。
何故なら、スーパーカーはデザインが優れているため、古い車であっても古臭く感じられないから。
例えば、この写真(フェラーリ360)を見てみましょう。
この車が、15-21年前に発売されていたものと聞くと少し驚くのではないでしょうか。旧車と呼んでもいいかもしれませんね。
つまりスーパーカーの場合、旧車であってもデザイン、性能共に現代の車以上のものを備えているため、オーナーも周りの人もついつい新しい車と同じ扱いをしてしまうわけです。
たとえ日本車であっても、旧車を現代の車と同じ様に扱ってしまったら壊れるところも出て来るでしょう。
そう考えると、旧車レベルの車を普通の車と同じ様に扱い、故障が多いだの、メンテナンス費用が掛かるだのと文句を垂れるのは、ちょっと違うんじゃないのと言いたくなります。
更に、人間というものは、問題がないことには騒ぎませんが、少しでも問題があると騒ぎ出すもの(お金が掛かると尚更)。
近年のスーパーカーの耐久性向上、例えばフェラーリ458のクラッチは30万km以上無交換で問題ないという事実を合わせて考えてみると、「新しい車種を買った人ではなく、少し古めの車種を買ったものの認識が甘い人とその周辺の人だけが騒いでいる」ということかもしれませんね。
なんだか最近は、口の悪い分析が多い気がしますが、これからはこのキャラで行くつもりにしています。なんせ、そういう記事の方が圧倒的にウケているから。