さて、日本でのコルベットC8発売がもうすぐ(7月)に迫っていますが、本国アメリカではもうハイパフォーマンスモデルの発売時期がリークしています。
ランボルギーニやフェラーリといったスーパーカーにも負けるとも劣らない性能を持つC8(ベースモデル)を、本国では$50,000程で買うことが出来ますが、これ以上の性能となると一体どんな車になるのでしょうか。
では、スペックを見てみよう
HagertyというメディアがGMの関係者から入手した情報が以下のものになります。(いつも思うけど、情報管理甘くない?)
発売時期 | グレード | エンジン | 馬力 | トルク |
---|---|---|---|---|
2021 | 輸出用 右ハンドル | 6.2L OHV | 495HP | 639Nm |
2022 | Z06 | 5.5L DOHC | 650HP | 816Nm |
2023 | グランスポート | 6.2L OHV Hybrid | 600HP | 680Nm |
2024 | ZR1 | 5.5L DOHC Twin Turbo | 850HP | 1,122Nm |
2025 | ZORA | 5.5L DOHC Twin Turbo Hybrid | 1,000HP | 1,326Nm |
ここで表を良く見てもらうと、Z06は2021年、2023年に発売されるモデルと比べ、エンジンが小さいのにパワーがありますよね?これは、フラットプレーンクランクというエンジンの部品を用いているためです。振動や騒音が多く発生してしまうため普通の乗用車には代わりにクロスプレーンクランクが用いられます。
市販車で用いているのはフェラーリ位ですので、逆に言うとZ06と上のグレードはフェラーリに対抗心を燃やして用意されたグレードとも考えられますね。
![コルベット C8](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/04/2020-Chevrolet-Corvette-Stingray104.jpg)
2020 Chevrolet Corvette Stingray
表中の一番下のモデル、ZORAが一番「最強」のモデルとなっています。コルベットC7まではZR1一番スペックが高いモデルでした。
なぜ、コルベットC8からZORAという名前を使い始めたのでしょうか。ZORAというのは、かつて1950年代に当時のコルベットをミッドシップ化しようとしていた、ゾーラ・アーカス・ダントフ氏の名前から取られています。
C7まではフロントエンジンだったので、彼の試みは失敗してしまったのでしょうが、今回のミッドシップ化の際に彼の名前に敬意を表してZORAと名前をつけられたというわけです。
そして、ZORAのハイブリッドシステムですが、フロントアクスルに2つ、エンジンとトランスミッションの間に1つの合計3つのモーターを持つシステムと言われています。
コルベットC8開発時のリーク情報で、パワーが大きすぎて車体が歪み、ガラスやパネルが割れてしまうと言われていたのはこのモデルのことだったのでしょうね。
発売時期だけでなく、部品もリークしていた!
![コルベットC8 カーボンホイール](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/04/screencapture-motor1-news-400113-carbon-fiber-wheels-corvette-z06-2020-04-25-04_52_26-e1587815616993-1500x731.png)
上で説明したような、発売時期といった情報だけでなく「部品そのもの」も漏れ出しているようです。(これこそ管理甘すぎない?)
そのパーツというのは、Z06に装備されると推測されているカーボンホイールになります。
情報元のMotor1によるとオーストラリアのカーボンレボリューション社によって作られたOEM品とのこで、$450,000からとなっています。(あまり高くない?)
どうせ偽物だろうと思って出品者のcertifiedfactorywheelincを調べてみたのですが、かなり評価が高い出品者ですので恐らく本物だろうと思います。(高評価を捨ててまで偽物を売るメリットはないと思う)
カーボンホイールまで用意されているとわかり、ますます期待が高まって来ました。コルベットC8、ライバル達にどう評価されるのでしょうか。