街中でもちらほらとスープラを見かける様になってきましたね。購入を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそのスープラについて皆さんに情報をお届けしましょう。
![トヨタ スープラ](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/05/2021-GR-Supra-2.0_014-scaled-1-800x450.jpg)
スープラ購入をちょっと待った方がいい理由
これにはちゃんとした理由があります。というのも、2021モデルはエンジン出力が向上していると言われているからです。
新車で買うにしても中古で買うにしても、現行型の値段が下がるのは確実かと。
全くの新車として発売され、1年程度でエンジン出力が変わるほどのBMC(ビッグマイナーチェンジ)が行われるというのはかなり異例の出来事ですね。
北米で大幅値引きが行われている事実と、スープラを見ると"Is that a Supra!?"とわざとらしく叫ぶ動画*を途端に見なくなった事実を合わせるとあまり北米で売れていないのでしょう。
*一時期Youtubeやインスタでとても流行っていた、下記参照。(因みに僕は意外とこういうノリは好き)
話を元に戻し、どれくらいエンジン出力が改良されるかを見てみましょう。
現行型 | 新型 | |
---|---|---|
馬力 | 340hp | 387hp |
トルク | 500Nm | 500Nm |
車重 | 1520kg | 1530kg |
0-100km/h加速 | 4.3s | 4.1s |
47hpも出力が向上し、0-100km/hも0.2秒速くなっています。車重が10kg増えているのは、フロントの開口部に補強部材が加わったためですね。
その他にはサスペンションの設定も変更されるとのこと。補強部材とサスペンションはエンジン出力向上に対応するためでしょう。
ここで僕が感じるのは、現行型を買った人に対し何かしらのサポートが必要だろうということ。過去に日産がGTRオーナーに行ったように、マイナーチェンジの内容を現行型にも後付してあげたら良いと思います。
売ったきりで1年程度でBMCを行うのはGRブランドの育成に明らかに悪影響ではないかと心配してしまいますね。
![トヨタ スープラ](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/05/2021-GR-Supra-2.0_006-scaled-1-800x450.jpg)
なお、BMWとトヨタの関係性ですが、トヨタ副社長のJack Hollisによると、今のところは今までと同じように研究開発を続けており、BMW本社にもトヨタのエンジニアが大勢いる。
しかし、今後は別々の道を歩むだろう、と昨日の発表で述べています。少なくともトヨタ側は協力関係が薄くなっても良いと思っているようですね。
そして、気になる発売時期ですが、マーケティングマネージャーのNick Millerによると、組み立てを行うマグナシュタイヤーの工場がコロナウイルスの影響で再開まで数週間掛かってしまう。
ただ、工場閉鎖前に製造した400台は既に海上輸送中で、北米では6月から発売開始となる、と同じく昨日の発表で述べています。
新型スープラの日本発売も待ち遠しいですが、GRブランドの今後が気になるところですね。
![トヨタ スープラ](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/05/2021-GR-Supra-2.0_010-scaled-1-800x450.jpg)