さて、久しぶりにニュース系統の記事となります。やはり、皆さんに継続的に見てもらうためには業界の最新情報をお届けする必要があるので、今日から再度記事にしていきます。
4Cのネタばかり更新するのもキツイと感じてきたのもありますが...
加え、皆様のご感想、ご要望等をブログに反映し、改善していきたいためコメント欄を開放することにします。僕に扱ってほしいテーマなどもあれば教えて頂きたいです。
話を元に戻しまして、今回扱うのはAMG GT Black Series。記憶に残っているのが、SLS AMGが発売された2009年、実家の車がベンツ(Aクラスだけど)だったため案内のはがきが届き見に行ったこと。
勿論、買うつもりはなく(というか買えない)、ただの冷やかしでしたが想像していた以上にカッコよく感動してしまったため、それ以来AMG GTシリーズには注意が向いているという訳です。
という訳で21年モデルのAMG GT Black Seriesを見ていきましょう。
![Mercedes-AMG GT Black Series (Kraftstoffverbrauch kombiniert: 12,8 l/100 km, CO2-Emissionen kombiniert: 292 g/km), 2020, Motor, // Mercedes-AMG GT Black Series (combined fuel consumption: 12,8 l/100 km, combined CO2 emissions: 292 g/km), 2020, engine](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/07/20C0259_024-800x450.jpg)
AMGは妥協しない
AMG GTシリーズはGTRクーペ、GT63S、GTR(サーキット用)と開発を重ね、性能を突き詰めてきました。
そして、21年モデルのBlack Seriesはその歴史に恥じぬ性能を持っている様です。
まずはエンジンから見てみよう
この車の心臓は、他のベンツ車にも使われているツインターボ 4.0L V8エンジンをAMGがカリカリにチューニングしたものとなります。
他のベンツ車にも使われているとはいえども、流石はAMG、レスポンスとパワー向上のためフラットプレーンクランクシャフトを採用しています(コルベットC8、シェルビーGT350やフェラーリ位にしか採用されていない)。
他にも、カムシャフト、ターボ、インタークーラー、エキゾーストシステムに改良が加えられている様です。
その結果として、このエンジンは720馬力を6,700-6,900回転、800Nmを2,000-6,000回転で発揮し、3.1秒で60mphに達する加速を可能にしています。
この強大なパワーは、カーボン製のドライブシャフト(トルクチューブもカーボン製)、7速DCTを通じリアタイヤにのみ伝えられます。
この写真を見るに、FRというよりはフロントミッドシップと言うべき構成になっていますね(エンジンがフロントアクスルよりも後ろにある)。
![Mercedes-AMG GT Black Series (Kraftstoffverbrauch kombiniert: 12,8 l/100 km, CO2-Emissionen kombiniert: 292 g/km), 2020, Motor, // Mercedes-AMG GT Black Series (combined fuel consumption: 12,8 l/100 km, combined CO2 emissions: 292 g/km), 2020, engine](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/07/20C0259_191-800x450.jpg)
空力性能もかなりのもの
この様な車を見ると、エンジン性能といったわかりやすいものにばかり注目してしまいますが、空力にも目を向けたいと思います。
パット写真をみて目立つのが、巨大なフロントグリル、フロントスプリッター、ボンネットとフェンダー上の穴、二段重ねのリアウイングでしょうか。
![Mercedes-AMG GT Black Series (Kraftstoffverbrauch kombiniert: 12,8 l/100 km, CO2-Emissionen kombiniert: 292 g/km), 2020, Motor, // Mercedes-AMG GT Black Series (combined fuel consumption: 12,8 l/100 km, combined CO2 emissions: 292 g/km), 2020, engine](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/07/20C0259_022-800x450.jpg)
もちろんそれぞれに役割があり無駄なものは一つもないですが、各部を手動で調節できるのが流石のAMG。
例えば、フロントスプリッターは高さは街乗りでは傷が付きにくいように、サーキットではダウンフォースを稼げる様にと変更することが出来ます。
リアウイングも手動で角度を変更出来る他、ドライビングモードと走行状況によって角度が自動的に変更されます(高速域では水平になり、ブレーキとコーナリング時は角度が付く)。
見えないところも妥協しない
エンジンと空力について触れてきましたが、この車は見えない所にもとことん拘りを持っています。
例えば使用されるカーボンファイバー。写真で見て分かる、外装の黒い部分はほとんどがカーボンファイバーですがそれに飽き足らず、ハッチ、シャシーの補強やトランスミッションマウントにまでカーボンファイバーが使われています。
![Mercedes-AMG GT Black Series (Kraftstoffverbrauch kombiniert: 12,8 l/100 km, CO2-Emissionen kombiniert: 292 g/km), 2020, Motor, // Mercedes-AMG GT Black Series (combined fuel consumption: 12,8 l/100 km, combined CO2 emissions: 292 g/km), 2020, engine](https://road-to-ferrari.com/wp-content/uploads/2020/07/20C0259_026-800x450.jpg)
他にも、サスペンションの減衰力、キャンバー角、ロールバーの設定を変えられたりと、ぱっと見だけでは分からないところ自分好みにこだわれる様になっています。
こだわりが感じられる製品が好きだ
と、この車について紹介してきましたが、改めてこういうサーキットユースを目的とした車は魅力的だなあと思うばかり。
一級の性能を有しているだけでなく、自分好みに設定を変更できるのがこだわりが強い僕の琴線に響きます。
4Cも「製作者のこだわりが感じられる」ところを魅力に感じ購入していますので良ければ下記事もどうぞ。