つい先日発売された新型コルベットC8ですが、あるオーナー様が新型コルベットに5つの不満があると動画で発表しています(なんて贅沢な人だ)。
とはいえ、不満があるとは言っても、"the new ‘Vette is even more than what I dreamed about."というようなことも言っているので満足はしているようですね。今回はその内容を紹介してみましょう。
とはいっても細かなことばかりのようだ
１つ目は、フロントカメラに関してです。バックカメラにはガイドラインがあるが、フロントカメラにはガイドラインが表示されないという問題です。前世代のC7にはガイドラインが表示されていたのに・・・と不満げです。
僕が思うに、C7まではFR(前にエンジンがある)だったためフロントノーズが非常に長く前の見通しが悪かったが、C8になりMR(エンジンが後ろにある)になったため前が見やすくなったということが理由だと思います。
２つ目は、ヘッドアップディスプレイの速度表示が時々おかしくなるということ。Chevy Dudeは細かな不満として紹介していますが、これは結構大きな問題なのでは？
HUDに表示される速度を信じて運転して、速度違反で捕まったらどうするのでしょうか。訴訟大国アメリカだと一発で訴えられると思うのですが・・・
3つ目は、風切音とのこと。運転席のサイドミラーから時速45マイル(時速72km)の時にひどい音がするようです。
4つ目と5つ目はパーキングセンサーの音がおかしいことと、鍵を室内に置いたまま扉を閉めてしまうと鍵を閉じ込めていまうことと述べています。
コルベットC8はMR化するもヒットの予感
アメリカ市場で発売されてから、7月末の時点で初年度の生産予定分の4万台がすべて売れてしまったのは皆さんご存知でしょうか。4万台と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、ポルシェ911の発売台数が2018年で約3.6万台、カマロが同じく約3.6万台なので予約だけで4万台超えの凄さがわかると思います。
なぜ、こんなに売れているのかという理由ですが、一番はコスパが良いことですね。と言うのも、コルベットC8は価格を$59,995からに設定しています。ですが、性能面で言うとフェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレンに肩を並べるほどの性能を持っています。
つまり、上記スーパーカーの1/5程度の値段で同じ性能の車を買えるということです。実はこの価格は赤字がでる値段で、$20,000/台の赤字が出ているそうです。赤字覚悟で他のスーパーカーメーカーからの顧客を流入させようと言う作戦ですね。
もう一つ売れている理由としては「ゴルフバッグが２つ載る」ということが考えられます。アメリカでは日本以上にゴルフ需要がありますが、スーパーカーの中ではマクラーレンGT以外には収納スペースが大きい車はあまりありません。このあたりも、人気を博している理由と僕は考えます。